【音声読み上げ】
サウナで勃起力を改善
最近「サ活」と言われるようになったサウナも、正しい入り方をすれば疲労回復以外にもED解消に役立つようです。
勃起のメカニズムを考えれば、サウナの持つ効能は男性の下半身強化を手助けするものがあるとのこと。
サウナの一番の特徴は暑さ。発汗作用のある空間で、入っていると次第に肩凝りなども解消されるのはご存じの通り。そうした身体の凝りが和らぐのは、言うまでもなく血行が促進されるからです。
血の巡りがよくなるということは、すなわち勃起が海綿体に血液が流入することによって起こる現象。つまり、血行がいいほど素早く勃起して、硬さも維持できるということになります。
「サウナに入ることで血管が拡張されるので血圧も低下すると言われています」
血管の拡張も勃起に欠かせない。そもそもペニスは海綿体の血管が拡張して大きくなるからだ。
こうした点からも、サウナに入った後のほうが、間違いなく“勃起しやすくなる”と言えるのです
最近はホテルにもサウナ付きの部屋は多くなってきました。ED気味の男性に有効作用することもあります。
次に、サウナの効能といえば、ストレス解消も大きな特徴です。
「人間は汗をかくことで、爽快な気分になります」
そもそも精神的なストレスは、なぜ生まれるのか。
「いろいろな悩みが頭の中にめぐってしまうと、血液が頭脳に多く出入りするのです。その結果、頭脳に血が巡り過ぎて、身体は固くなり、疲れを感じてしまう。だから体を動かして、汗をかいて、全身に血を巡らせることでストレスが解消されるのです」
サウナの場合、運動をしなくてもその効果が期待できるため、運動の負担なくストレスを発散しやすいのです。そして、このストレスが心因性EDの要因になることはよく知られています。
しかしながら、サウナに入るだけで勃起不全が解消されるというわけではありません。先にも述べた通り、正しい入り方が重要です。
「長所もある一方、長時間のサウナは心臓を始め、多くの臓器に負担をかけます。逆に体調を崩す原因にもなりかねません」
まず、サウナの時間は10分程度にしておくことをおすすめします。
「あまり慣れていない方は、もっと短い時間でもいいくらいです。基本的に日本人男性はサウナの時間が長過ぎると思いますね」
また、当然ながら、サウナに入る前は水分補給をして、体を濡らすこと。
頭もしっかり濡らしてから入ることが大事です。
ちなみにサウナ=汗をかく=ダイエットになるという考えは正しくありません。
「水分が減って一時的に体重も落ちているだけで痩せるということにはなりません」
ゆえにダイエット目的ではなく、今回紹介したように血行促進+ストレス発散=ED解消を目指して、サウナ使ってみましょう。
参照 浜松町第一クリニック