【音声読み上げ】
女性50代の受難
女性で健康状態に悩んでいるのは年齢的に60代が最多と思いきや、50代という結果になりました。自分自身や夫の退職や働き方が変わったことで体力的・精神的に楽になり、また、健康づくりに時間もお金もかけられるようになるからか、60代の方が健康状態は良好の傾向があります。一方で50代はバリバリの現役世代。若い頃よりも体力・健康力が衰えているものの、仕事や家事は若い頃と変わらないため、体が悲鳴を上げているのかもしれません。年上である60代の方が元気なのは、そのあたりに要因がありそうです。ちなみに、高齢層の方が元気な傾向は他調査でも同様に見られ、コロナ禍で実施した女性の健康調査でも、「コロナによる生活の変化で不調が出た」と回答した女性の割合は、40代・50代よりも60代・70代の方が低かったという結果がでいます。
とある50代の女性は一人暮らしの会社員。最近、貧血、頭痛、食欲不振、疲労、不眠、倦怠感、無気力などの体調不良が続き、将来がとても不安になってくるという。両親は他界、兄弟は遠くに住み仲は良くなく、友達は数人。「できれば70歳までは働きたいものの、体調が悪いとこのまま働き続けられるのか不安。いつも一人で話し相手もいない」。不安な気持ちを楽にしたいとの相談がありました。
参照 Woman’s Labo