【音声読み上げ】
「生命の根源物質」、天然アミノ酸5-ALAとは
5-ALAは、地球上のさまざまな生命、例えば植物や動物などが普遍的に作り出している「アミノ酸」の一種です。
人体での5-ALAの役割はただひとつであり、ヘムという物質のもととなることです。 8個の5-ALAが合わさって出来上がるヘムはさまざまな生命活動の鍵となります。 ヘムは食物と酸素からエネルギーを取り出すという、我々の生命活動の根本を担う「呼吸鎖複合体」の中心的物質でもあります。5-ALAがなければ私たちはエネルギーを得る事が出来ず、活動すらできません。
ミトコンドリアは5-ALAを生み出す細胞内の小器官ですが、そのもっとも大きな役割は、食物と酸素からエネルギーを作ることです。他ならぬ「呼吸鎖複合体」はミトコンドリアの中に存在しており、ミトコンドリアで作られたヘムはその場で呼吸鎖複合体の活性中心として取り込まれます。 驚くべきことにその活性、つまりエネルギーを生み出す力が向上していることを発見しました。
呼吸鎖複合体は食物由来のエネルギーを一度電気エネルギーに変換したのち、アデノシン三リン酸(ATP)という物質を生み出す働きを持っています。 このATPは、生命のあらゆる活動のエネルギー源として使われます。その様子がまるで経済活動におけるお金のようであることから、「生体のエネルギー通貨」とも呼ばれるATPですが、5-ALAはこのATPを増やす作用があったのです。
多くの疾患の原因を辿るとミトコンドリアの機能不全、異常な活動に行きつくとも言われていることから、我々は5-ALAのミトコンドリア活性、増殖効果が疾患の治療に応用できないか、日々研究を重ねています。 比較的食品で多く含まれているもの バナナ 0.316mg/kg、いか 0.384mg/kg、タコ 0.784mg/kg、ワイン 1.1~1.73mg/kg、日本酒 0.7~1.73mg/kg、黒酢 1.5mg/kg 1日摂取量10mgを食品から取り入れることは困難で、近年ではサプリメントも販売せれています。 有効効果として期待できるのが
① ミトコンドリアの活性化、増殖(アンチエイジング、育毛、スキンケア)
② がん細胞の検出と治療
③ ヘムの分解による抗酸化、免疫調整(オミクロンにも効くと囁かれている)